ESSAY
2024-05-20 14:50:00
言ってはいけない?
日々の生活のなかで
ちょっとした疑問とか、ふと感じた素朴な気持ちを口にしたい…
そんなときにツイッター(X)はちょうど良い。
対面で話せないならネットでも言うべきでない、という人もいるけれど
人に喋ったところで
『だから何?』『それがどうしたの?』『で、オチは?』『何が言いたいの?』
言いたい事の内容も気持ちも1ミリも伝わらなかったり、
下手すると、SNSでいうところの「クソリプ」による「炎上」の如く、
対面でも一斉に集中口撃されることだってある。
SNSだけの話ではないのだ。
些細な、何の面白みもない話、
どうしようもない、やりどころのない感情
ふとした疑問、素朴な感情
そんな話を親切に聞いてくれる人ばかりでないことは重々承知。
相手が話したいこと、相手の負担にならない話題を優先するよう気をつける。
でもね、押し殺した自分の素朴な気持ちや疑問を外に出す場所があったっていいじゃないか、と思うの。
誰も見て(聞いて)いなくても、つぶやくことぐらい、構わないじゃない。
素朴な感情も疑問に思ったことも
空気(多数派?)を優先して何も言えないような空気になるの、怖いものがある。
元々喋るの苦手だけど、
それ以上に、自分は思ったことを何も喋ってはいけない
と思ってしまう癖があるから余計に気になるのかな…
素朴な感情や疑問を言う、言える場があれば
「全体主義」に陥らず
「いじめ」のような、集団が一斉に悪い方へ流れていきそうなとき、小さな抵抗になる。
「裸の王様」の子供のような素朴さを大事にしたい。